こんにちは!
いよいよ桜の開花宣言があちこちで聞こえ始めたこの頃
研究所付近でも黄色い菜の花が満開に咲いております
さて、本日は晴天の一日
ビニールハウスの中で原木シイタケの植菌作業をしました!
これは何の機械かわかりますか??
シイタケの菌を植え付ける原木にドリルで穴をあける機械です!
一度に6カ所穴をあけることができます。
この日の植菌作業では、今一生懸命力を入れてPRしている
「とっとり115」や「鳥取茸王」
と呼ばれるブランドシイタケ「菌興115号」の植菌と、
そしてもうひとつ!
この115号に勝るシイタケ品種を開発するため、約3年間の試験栽培で選びぬいた選抜候補株の
シイタケ菌を植え付けました!
間違えのないようにラベルを貼り
菌1種類につき100本の試験ホダ木を作ります。
その木から、収穫したシイタケの収量、収穫期間、大きさ、形、味などを調べて...
調べて... 調べて~...
一つの品種が登録されるまでに要する時間は、約10年
これはその長い月日の中の大切な一作業ということなのです
ひとつひとつの穴の中へ、おが屑にシイタケ菌を蔓延させた「形成菌」を植え付けていきます
種菌には、トンカチなどで菌を打ちこむ「駒菌」と呼ばれるものもありますが、、
今回使用する「形成菌」は、「駒菌」と比べると約1年近くシイタケの発生時期が早いのです。
鳥取大学の学生さんもアルバイトに来てくれて、
重たい原木をたくさん運んで頑張ってくれました。
菌興115号の植菌作業は、12月半ばから行っており、今年は約4万3千本の植菌を行う予定で進めています。
今日1日では、試験菌と合わせて400本の植菌を行いました
普段外仕事が少ない私は、丸一日 菌を植え付けたりホダ木を運んだりととってもくたびれましたが、
澄んだ青空の下での植菌作業は
すがすがしく気持ちが良かったです
今回植え付けたシイタケが芽を出すのは今年の晩秋12月ごろになります
新しく品種登録ができそうな優秀なシイタケが出てくるのを期待して
今からとっても楽しみです