こんにちは、研究所事務局Nです。
今月いっぱいまで土曜日も勤務日となっているきのこセンター。
今日は午前中、ヘルプとしてしいたけの収穫に行ってきました。
研究所からは13名お手伝い要員で、出動。
他の部署からもきていたので、総勢20名ほどで一斉に収穫をしました。
「茸(たけ)」というと、
一般的にはきのこ類全般を指しているような気がしますが、
ここでは、「茸採り」というと、しいたけの収穫のことを言います。
(しいたけ業界では共通語なのかな?)
たくさんありました、しいたけ。
茸採りにきた甲斐があったというもんです。
ほだ場になかなか行く機会のない私ですが、いつみても圧倒されます、この光景。
茸を採るだけでも大変なのに、ほだ木をこうやって組んでいく作業、
想像しただけで身震いがします。。。
そして、採っても採ってもしいたけ…
心を無にして採り続け、かごがいっぱいになって顔をあげると、
全然先にすすんでいない!
そんなことを繰り返しながら半日の作業を終えました。
そして、おまけ。
ほだ木に出ていたちょっと小さいけれど、白キクラゲ。
クロコブタケに寄生して発生してます。
しいたけのほだ木にとっては害菌となるクロコブタケですが、
白キクラゲにとっては有益なものなんでしょうね。
これもほだ木に出ていた「クロハナビラタケ」。
(びらびらがわかるようにライトを照らしました)
胃腸系の中毒をひきおこす毒きのこです!
食用となるクロハナビラニカワタケとは
発生場所も形態もよく似ていますが、全然違う種類だそうです。
(クロハナビラニカワタケは担子菌類で、キクラゲとかに近い仲間、
クロハナビラタケは子のう菌類で、チャワンタケとかゴムタケとかに近い仲間)
勉強になりました。
きのこのことでわからないことがあっても、
すぐにたずねて解決できることができるこの環境。
いやはや、ありがたい限りです
とはいっても、普通の生活をしていれば、
きのこの疑問に遭遇することもあまりないのかもしれませんが(笑)